美しい日本の漆器

私たちがお盆などとして普段使うのも漆器の一種ですが、美しい日本の漆器は日本だけのもので、英語ではそのものずばり、japanと呼ばれています。

漆器類は木材その他に漆を塗ったものですが、独創的で美感覚に優れている日本人は、美しさを追求する心から日本独自の漆器を完成させました。

ここで、この日本伝統の美しい文化である漆芸(漆器の作り方)を知っておくことは有益なことだと思います。

漆芸は漆(うるし)の木から樹液を採取するところからはじまります。

次に素地(きじ)ですが、漆を塗るために素材を加工しなければなりませんが、この素材には木材、竹、皮革、金属、陶磁器が使われます。

次は普段は使われない言葉ですが、髹漆(きゅうしつ)があります。

これは、漆をヘラや刷毛で素地に塗る作業ですが、下塗りから上塗りまで様々な工程があります。

ここに隠された日本の美しさがあるのですが、塗ったまま、あるいは光沢の美しい呂色仕上げ、潤み塗り、朱塗り、さらには拭き漆(ふきうるし)や溜塗り(ためぬり)などがあります。

そして、最後が加飾つまり装飾で、これが日本伝統の美しい漆器を生みだす秘密なのです。また、蒔絵(まきえ)が漆器類で日本独特の美なのですが,研出蒔絵(とぎだしまきえ)

は、塗面に漆で文様を描き、その上に金・銀粉等を蒔き付けたもので、蒔絵にはこのほかに平蒔絵(ひらまきえ)、高蒔絵(たかまきえ)、平文(ひょうもん)、螺鈿(らでん)、卵殻(らんかく)などがあります。

普段何気なく使っている身の周りの漆器類にも、隠された日本の美しさがあるのです。